MEMBER東京湾黒鯛研究会会員
東京湾黒鯛研究会:メンバー
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所属チーム:江戸前黒鯛達人会/横浜黒友会/全日本釣り団体協議会公認インストラクター
【コメント】 私が黒鯛釣りを始めてから 36 年以上経ちました。私の黒鯛釣りは前半 15 年横浜鶴見に住んでいた関係上、当時地元古老であった竹本さん、相沢さん、元鶴見黒研 桑原さんに 9:1 の極先調子丸節竿で釣る黒鯛釣りのお話や実釣の場面を見て 9:1 の衝撃的な曲がりときれいな黒鯛見てしまったことからこの釣りに感銘を受け、スタートしました。当時はすでに野島や木更津横浜などの沖堤防が全盛の頃でし た。当時は丸節の手元藤巻の竿がトレンドでした。まだ、インターネットや携帯電話もまだ普及はしておらず、竿を作るために何度も教え乞い、初めて 2.1 の先調子を自作しました。嬉しくてすぐにモエビを鶴見の安西で購入、大黒埠頭に釣行し 25 センチほどの黒鯛を釣ることができましたがその頃の横浜は本当に型が小さく大きくても 600 グラムぐらいのものが主体でした。それから新山下 渡辺渡船から旧赤や旧白にアイナメ、海津を釣って楽しんでいましたが暫くして私の友人が東扇島で大型が釣れるよということで(当時はまだ海底トンネルからすぐに釣り場に直行できました)大型のスズキやアイナメ、黒鯛がたくさん釣れて非常に楽しかったことを記憶しています。それ以降、川崎新堤、横浜、野島、リョービの大会などにも参加しました。この当時から野島杯などで 佐藤 達夫さん 田村さんのお名前を頻繁に聞くことになり「きっとすごーく上手いんだろうな」と自分なりに思っていましたが一度だけ、田村さんと木更津の竿一杯でお話しする機会がありⅮ堤防アウトコースを小蟹で釣るお話をしたことを記憶しています。多分、田村さんは忘れてしまっているでしょうけどね。 そうなんです(笑)そ の田村さんの師匠というのが東京湾黒研の現会⾧ 佐藤 達夫さんいつか佐藤さんに会って色々なことを教えていただきたいと思いましたが野島では話しかけることができずに遠くで佐藤さんの釣りを見ていただけでした。この頃ですかね 縁あって横浜黒友会の小林さん、山田さんにお世話になると同時に川崎の仲間と殿町釣友会を結成し、活動しました。この時のメンバーが後藤さん、秋元さん、現、川崎黒釣会、大迫さん、大親友の大嶋さんでした。主な活動場所は扇島パイプ堤防、東堤防、現西公園など非常に魚影が濃く、皆さんと楽しい釣りができ、私自身も幹事⾧という立場で多くのことを学ばせて頂きました。後に後藤さん、秋元さん、大迫さんは叶内さんとの交流を重ね五井黒研に入会、大迫さ んは川崎、本牧での釣りへと移行して行きました。平成 8 年の結婚を機に仕事、子育てと多忙になり徐々に活動への参加が難しくなり、一旦、ここで私の黒鯛釣りの会としての活動は縮小せざるを得ませんで した。これ以降、今日までの活動の拠点が湾奥の緑道公園(品川、江東、羽田)お台場を中心に個人的な釣行へと変わりました。後期の 15 年は地道に一つ一つの釣り場から新しい発見や体験の連続でした。 この時期、赤灯 RFC の古屋さんの会に参加させて頂き、情報等を共有させていただいたことも参考になりました。都内ということもあって細かい移動が多く一日平均 7 キロから 8 キロ歩くというスタイルを確立しながら黒鯛の生態や湾奥の環境状況などについて多くのことを学びました。近年は型が小さい傾向にありますが 15 年ほど前は大型が多く 2 キロ越えが数多く釣れました。しかし、黒鯛の奇形や異臭がする固体、腫瘍のある(目の変形、口の変形、背骨の曲がり)魚が釣れることがたまにあって何となく申し訳ない気持ちと黒鯛の強い生命力に驚き、一釣人として環境への配慮は注意しなければならないと強く感じた次第です。近年は東京湾黒鯛研究会の稚魚放流などの成果もあって驚くほど湾奥で黒鯛が生息しています。イガイはほとんどなくなりましたがミジ貝の繁殖が進み、多くの黒鯛はこのミジ貝を捕食しています。フジツボも以前は多く生息していましたがより湾奥の河川部へ行かないとあまり、取れなくなりなりました。夏の高温時期に海水温度の上昇と酸欠で死んでしまうようです。秋の声を聴く頃、変わってミドリイガイが繁殖します。所謂、餌替わりの時期にこの貝は成⾧が早く、食いもたつので重宝しています。佐藤さんはこの時、取れる干潮線より下の大きなフジツボがお好きなようですが(笑)よく食うんですよね、このフジツボ。令和に入ってからようやく娘たちも成人し、仕事も代表職に就き、落ち着きかけたころ(2019 の春先)お台場ののぞみ橋で単独釣行した際、偶然、佐藤 達夫さんにお会いすることができ、この時は私の方から声をおかけしました。ご挨拶と雑談をしたくらいでしたがこれをきっかけにまずは達丸 赤鯛釣りに誘っていただき真鯛を釣らせていただきました。その後、 ご一緒する機会が徐々に増えて令和 4 年度の東京湾黒研の例会にゲスト参加(計 3 回)佐藤さんと叶内さんからの紹介を頂き、令和 5 年度からの東京湾黒鯛研究会入会、令和 4 年度江戸前黒鯛達人会入会となった次第です。黒研例会参加時は叶内さん、⾧谷川さん、五十嵐さん、廣瀬さん、菅さん、鈴木さんとお世話になりました。これまでの湾奥で経験が十分生かせた有意義なゲスト参加でした。今後はこの東京湾の黒鯛釣りの継承とより多くの方々にこの釣りの魅力と難しさを通して楽しんでいただけるように微力ながら東京湾黒鯛研究会の会員としてその啓蒙活動に尽力して行きたいと思います。また、多くの先輩諸氏の教えを守り、この釣りの益々の発展のために東京湾黒研、他黒研の皆さんとともに歩んで参りたいと思います。どうか釣り場でお会いした際は気軽にお声掛けください。楽しい時間を過ごしましょう。
TACKLE DATE
竿:自作ヘラ竿改元径 10 ミリ以下(主にダイワ枯法師・シマノ御影塗 10 尺の改造)(2.1Ⅿ~2.6Ⅿ)/黒鯛工房 THE ヘチリミテッド ゼロ 8 2.5Ⅿ /その他 ダイワ飛竜黒鯛 HZ4.5UM など
がまかつ銀治郎S270
リール:自作源氏車 75/オリンピック落とし駒自改/富士FPR25/自改ベアリング入り6穴/黒鯛師 THE ヘチ LIMITED 88T チタンカラー
道糸:YAMATOYO フラッシュオレンジ1.5号~2.0号/トラスト イエロー 1.5号/サンライン ハイビジブル4lb~8lb/盛期は主に4lbすべてナイロンを使用
結束はちち輪、若しくは NAKAZAWA フカセスイベル1369 を使用
ハリス:TORAY トヨフロンスパーLハード 0.8~1.2号/盛期は主に 0.8号
針:がまかつ 伊勢尼 4号~6号/黒チヌ 1号~7号/盛期は伊勢尼の6号
玉の柄:主に黒鯛工房 BLACKY 小継防波堤玉網 BT-45-500を使用/玉枠は自作ステンレス八角 36 ㎝水平キーパー 一体型/その他フィールドに合わせて 3.0Ⅿ~6.0Ⅿまでを使い分け
餌箱:自作くり抜き型、組み込み型いずれも檜 ベルト通し ワンタッチ型