2026年 第24回 東京湾黒鯛研究会主催 ヘチ釣り講習会報告

東京湾黒鯛研究会事務局 長谷川直也

2026年5月10日に千葉県木更津市の木更津港沖に存在する木更津防波堤にて【ヘチ釣り講習会】を開催しました。 関東伝統の短竿を使うクロダイ釣りを数多くの方に普及・伝承すること、またその釣りの後継者の育成、釣り場保護保全を目的とし、今年で24回目の開催です。

講習会当日は生徒様の行動も早く、11時前には参加者全員の受付も完了。 予定よりも早く開講して、講師となる黒研会員とコミュニケーションを取りながら、渡船を請け負ってくださる宮川丸様のご厚意で、臨時便での早めの渡船をして頂き、木更津B堤防で実釣開始です。 

この日は下げ潮三部過ぎ時の渡船であったため会員誘導の元、荷物の受け取りリレーで素早く荷物を運び、上堤となる。今回の受講生は親子参加1 組を含めて女性2 名、経験年数もそれぞれに異なるものの黒鯛を釣ってみたい思う気持ちは皆さん共通していることは間違いありません。

鈴木幹事より堤防の地形の説明。次に、肥後幹事が実践的な落とし方や注意事項について説明し、いよいよ実釣開始。 まずは各講師が餌の選別や仕掛け作りの基礎を丁寧にレクチャー。 いよいよ実釣開始です。

講師と生徒はマンツーマンで堤防各所に散っていきます。落とし込みやヘチ釣りの基本また、フカセ釣りの基本的なことから実践まで。水深がどのくらいあるのかまでを確認しながら丁寧に教えていきます。

ここ最近の木更津は堤防から生えているワカメの生育が著しく、例年はこの時期になると根腐りによりワカメも消失していくのですがいまだに健在で、ワカメを避けながら堤防の際や沖目に落とすので釣りにくい状況となっています。

実釣開始しても生徒様はおろか、講師陣にもアタリがありません。 これではアタリの取り方や手元に伝わる感覚も分からないので、ムシ餌を使ったりカニ餌を使って竿から伝わる感覚を体得していきます。

そんな中で、講習生徒様の竿が大きく海に向かって円弧を描きます。 今年入会した若手のホープが一生懸命にサポート。 やっとの思いで魚を水面に上げたら...なんと50cmを超えるカンダイ(コブダイ)でした。 生徒様は18歳の黒鯛師で、沖堤防は初めての渡船でした。

この生徒様は湾奥で当会佐藤顧問の指導が頭に有って取り込めたのだという。興奮した様子や嬉しそうな顔を見ると改めて講習会の意義を強く感じられます。

そのあとも彼は、ちゃんと本命黒鯛を確保していて最高の一日を過ごすことができたことと思います。

他の講習生徒様はというと、魚を掛けるもラインブレイクしてしまったり、女性の講習生徒様にも本命の当たりがあったようですが、上手く鈎掛かりしなかったりと残念状況があったようです。

“講習会も終盤になると南風が強く吹きはじめ堤防のインコースは非常に落としにくく、ライントラブルも多く生じている状況になったようですが、講習生の皆さんは一生懸命に何とかして一枚を...との願いむなしく、講習会の時間が終了してしまいました。

講習会も終了し、宮川丸様の事務所横での閉会式では、協賛していただいた各メーカー様や個人様からの協賛品を授与したところ、皆様、たいへん喜んでくださりました。

改めてになりますがこの講習会が、今回参加してくださった講習生徒様の今後の黒鯛釣りの一助になればと思います。最後に協賛メーカー皆様、及び個人様。

宮川丸様にはここに謝辞をお申し上げる次第です。 

今後も当会は関東伝統の短竿を使うクロダイ釣りを数多くの方に普及・伝承し、またその釣りの後継者の育成、釣り場保護保全を推進していく所存でございます。