2025年 第23回ヘチ釣り講習会報告
2025年 8月末日 この日も朝から暑く、講習会の開催も不安になるような状況でしたが、受付開始の10時頃より南風が吹き始め、渡船自国の12時には程よい風になり、またこの風が水面をざわつかせる絶好の状況を作ってくれました。
本来なら5月に開催予定の講習会でしたが悪天候による安全の確保が困難のことから中止を決定しました。
しかし、参加予定の講習生徒様よりの要望で調整を行い、この日の8月31日なら開催可能という事で再度募集をすると、やはり8月末日という事から参加者が少なくなってしましましたがその分、内容の充実した講習会になったものと思う所存です。
今回の報告は渡堤した菅幹事長からのレポート報告になります。


当日の朝5時〜8時、講習前の試釣として4名の会員が実釣を行いましたが、釣果はモーニングの2枚のみと、全体的に厳しい状況。
アウトコースに魚影はあるものの、なかなか口を使わない展開が続きました。夕方に期待をかけつつ、講習会が始まります。まずは講師と参加生徒の自己紹介からスタート。

全員に飲み物と飴を配布し、12時の宮川丸の臨時便でB堤防真ん中で渡堤。上陸後、まずは各講師が餌の選別や仕掛け作りの基礎を丁寧にレクチャー。
鈴木幹事より堤防の地形の説明。次に、肥後幹事が実践的な落とし方や注意事項について説明し、いよいよ実釣開始です。


講師と生徒はマンツーマンで堤防各所に散っていきます。開始直後、西風から南風に変わったタイミングで、堤防中央〜先端間のインコースにて講師がカイズをヒット!
生徒が同じ仕掛け・グリーンの餌を使って2投目!突然、竿が大きく曲がります。
浅いタナでのヒット。フグではない!上がってきたのは、待望の37cmの黒鯛。しっかりとタモに収まり、周囲からも祝福の声が上がりました。本当におめでとうございます!



この情報はすぐに講師陣へ共有され、堤防の空気も一気に高まります。しかし、それ以降はアタリが遠のき、木更津沖堤の難しさが表れてきます。





すれ違う生徒様からは、「アタリはあるけど掛からない」という声。魚とのコンタクトはあるものの、なかなか針掛かりまで至りません。それでも皆さん真剣に落とし、ほとんどの方が休憩も取らずに釣り続ける姿が印象的でした。
講師からは水分補給を促すほどの集中ぶりでした。その後、親子で参加されたお子様にヒット!私も急いで現場に向かい、写真を撮ろうと準備しましたが、やり取り中に惜しくもスッポ抜け…。本当に悔しかったと思います。
15時になると南風が強まりインコースに濁りと波気が出てきます。これはチャンスと見て攻めますが、アタリすら貰えません。アウトコースに目をやると…魚が浮いて見える状況。ミジ、グリーン、桜貝、カニ、フジツボ。あらゆる餌を試すも、スルー。


「やはりマズメを待つしかないか…」 そう思ったその時、講師が1枚の黒鯛を釣り上げます。 これを機に、全員がアウトコースのタナに狙いを定めます。
帰船時間が迫る中、残り10分でアタリが連発!しかし掛けられずにタイムアップ…。
悔しさも残りますが、皆さんの集中力と執念には脱帽です。
今回の講習会では、生徒様の本気の姿勢に、逆に講師陣が多くを学ばせていただきました。 お一人おひとりが、この講習会を通じて引き出しを増やされたはずです。
次回こそ、必ず結果に繋がることでしょう。 最後に釣果のあった生徒様、本当におめでとうございました!



また、ご協賛いただいた各社様。
SPARCLE BLACK様。
TOSHI CRAFT 遠藤様。
そして臨時便の対応をしてくださった宮川丸様。
皆様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
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