第1回 東京湾黒研Cup
当会主催の「東京湾黒研Cup」が9月10日 木更津防波堤にて開催されました。
当初は2020年に開催の予定でした。 2019年に黒鯛稚魚放流チャリティー大会が諸般の事情で終了。
東京湾の大会をひとつ終わらせてはいけないと思い、後継の大会を設けて大会継続していこうと思った矢先に新型コロナウイルスの発生による活動の自粛もあり、
今年が第1回目の大会になりました。その大会には68名の黒鯛師が参加して頂いたのは感謝の言葉しかありません。 ありがとうございます。 本大会のレポートを各堤防に渡堤した会員から報告いたします。
A堤防レポート (松村会員)
A堤防へは21名が渡堤しました。記念撮影を行い全員が仕掛け作りを終えた所でスタートの合図となりました。
アウトコースは風裏で波気無し、インコースは波気があるものの、枯れ木や草で少々落としにくい状況です。
アウトコース、インコース共に水は透けており、先日の雨によって雨水が流入している様子。後から聞いた話ですが、青潮がA堤防にぶつかるように流れている潮の流れだったそうです。確かにワタリガニが浮いていました・・・。
モーニングでの竿の曲がり写真を狙って灯台方面の参加者の後を追いかけますが、誰の竿も曲がることなく、相当厳しい展開になりそうです。
灯台から船着き場へ戻ると、五井黒研飯沼氏に釣果。皆が先端やB側コバへ向かった後に、静かになったアウトコースにミドリイガイをスライダーで落として一投目で釣ったそうです。
続いて灯台周りを攻めていた五井黒研板橋氏も検量へ戻ってきます。インコースのフジツボでの釣果でした。B側コバでも江藤氏にも釣果があり、竿一本前のミドリイガイでの釣果で、その後にももう一枚追加され複数釣果。丹念に根気強く探っていたのが印象的でした。 以後は上げ潮に期待するも、好転することは無く、皆挨拶を交わすように「アタらない」と言いながら最後まで落とし続けましたが、A堤は合計4枚と厳しい結果となりました。
B堤防レポート (菅会員)
B堤には一番多い38人の参加者が渡堤しました。
インコースは台風後のゴミがヘチを遮ります。アウトコースはスケ気味。 集合写真を撮ってすぐに競技スタート。
いきなり先端方面のアウトコース平場で村山氏が竿を曲げます。B堤のファーストフィッシュは43.5cm。この魚が大物賞となりました。グリーンのタナで掛けたそうです。
すぐに手前側のインコース平場でも金久保氏が36.6cm。こちらはカニの底。
押谷氏も先端コバで36.4cm。吉田(隆)氏も42.3cm。郡氏も手前コバで40.0cm。
少しアタリが遠のきましたが、狩野氏、安達氏、高橋(裕)氏も検量所に黒鯛を持ち込みます。
2枚目の釣果も上がってきました。
この時点で、金久保氏、村山氏、吉田(隆)氏、押谷氏、狩野氏がそれぞれ2枚の釣果。
あと1枚釣った人が優勝の可能性がある場面。
11時の競技終了まで緊迫した空気が流れます。 しかし、残念ながら3枚目の黒鯛は検量に持ち込まれませんでした。
優勝の金久保氏、準優勝の村山氏、三位の吉田(隆)氏が上位を独占。 村山氏の大物賞もB堤からの釣果です。
B堤全体で12枚の釣果でした。
C堤防レポート
C堤防は朝の渡堤でなんと1名!?
C艇についている魚は全て参加者の手中になるかと思ったのですが、他の堤防と状況が同じで川から流れてきた草木が水面を覆い、外側は水が透けている状況。
これでは厳しいかと思っていたが、6時30分に1枚確保しました。37センチの木更津レギュラーサイズ。 その後は参加者と会員の釣果が上がらず
8時の移動船で数名が来堤。 潮も上げ潮になったところで3枚の魚の釣果が上がります。
終わってみればC堤防で4枚の釣果。 朝にひとりで渡堤してきた方が1枚。 8時便で移動してきた方が6名で3枚の結果でした。
潮回りや前日までの気象状況が厳しい中でも、結果を出すアングラーもいることには頭が下がる状況でした。
D堤防レポート (肥後会員)
開催週は台風13号に伴う、線状降水帯による大雨の影響で千葉県、茨城方面において各河川の氾濫、増水、床上浸水等かなりの被害があり、多くの方がその影響を受けられたと思います。
このような中で週末なんとか天気も回復し、黒研CUP が開催されました。前回の放流チャリティからコロナ蔓延経て実に3年半振りの大会開催となり、多くの黒鯛釣り諸子が集う光景を拝見し、改めてウィズコロナの日常生活を実感した次第です。
D堤防は海津クラブ永瀬様、東京黒友会永塚様、五井黒研鈴木様、本会会員 安藤氏、鈴木氏、肥後の6名での渡堤、仕掛け作り、記念撮影を早々に済ませ、競技開始となりました。
朝の内は緩めの南系の風で堤防のまわりは底まで丸見え、澄み状況で多くの黒鯛が散見できましたが全く反応せず活性の低さを実感し、加えてアウトコースは全く流れがなく、
インコースは風当たりがあるもこちらも部分部分では底石が見える状況で本日の苦戦を正に物語っているような状況でした。
やはり先日の大雨が大量に木更津港に流れ込んだことが原因と思われます。しかしこのような状況下で6:30 東京黒友会永塚氏がC堤よりインコスースにて36.2cmを釣り上げられます。
この後も当たりがあるもハリが外れたとのことでした。会員肥後6時45分 テトラ堤よりインコスースコバでヒット。非常に小さな当たりで即合わせ、魚を浮かせ型を見て玉入れ前にはハリ外れで確保できず。
良型だっただけに暫く呆然としてしまいました。その後、8時の移動船で五井黒研鈴木様、東京黒友会永塚様移動され、入れ替わりに北様が渡堤されました。
この後、風が少し強くなり、海上ごみ(3 メー釣るほどの竹)がテトラ堤側に流れはじめ、8時30分 海津クラブ永瀬様がC堤よりDコバにて蟹餌で30.5cmを釣られました。
各々がイガイ、ミドリイガイ、蟹、フジツボと餌を色々と変えて落とすも小さな当たり(フグ、チンタ)はあるもハリ掛かりせず、9時50分に鈴木会員が18cm検量外(ミドリ大)、北様 10時15分に検量外20cmの規定外が2枚上がりました。
10時30分には安藤会員が真ん中インコース棚で掛けるもハリ外れ、結局、4枚、検量2枚、検量外2枚、バラシ3枚 で11時に競技終了となりました。
この悪状況の中で釣られた参加者の皆さん、ご協力頂いたすべての方に敬意を表するとともに改めてこの釣りの難しさを実感した大会でした。
大会結果 (敬称略)
枚数の部
優 勝 金久保 善洋 釣果2枚 総全長79.7cm
準優勝 村山 剛 釣果2枚 総全長75.6cm
第三位 吉田 隆二 釣果2枚 総全長72.7cm
第四位 江藤 良教 釣果2枚 総全長71.8cm
第五位 押谷 一郎 釣果2枚 総全長71.4cm
第六位 郡 雄太郎 釣果2枚 総全長70.7cm
第七位 狩野 誠司 釣果2枚 総全長64.9cm
第八位 高橋 裕 釣果1枚 全長39.5cm
第九位 小林 貞昭 釣果1枚 全長37.7cm
第十位 梶原 さとみ 釣果1枚 全長36.4cm
第十一位 永塚 智久 釣果1枚 全長36.2cm
第十二位 飯沼 祐治 釣果1枚 全長34.0cm
第十三位 安達 吉幸 釣果1枚 全長30.8cm
第十四位 永瀬 龍夫 釣果1枚 全長30.5cm
第十五位 板橋 龍也 釣果1枚 全長30.0cm
大型賞 村山 剛 全長 43.5cm
枚数の部の優勝者 金久保善洋様と大型賞(大物の部)優勝者の村山は、10月に関西で開催されるAwardへの参加資格が与えられます。
関東では落とし込みバトルでの参加資格者2名と共に頑張って頂きたいと思います。
最後になりますが、この大会に協賛、協力してくださいました企業、団体様になります。 ご協力ありがとうございました。
株式会社 ウイング 黒鯛工房事業部
株式会社 サンライン
東京黒鯛神
東京黒友会
ご参加くださった黒鯛師の皆様
ディスカッション
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