第16回 Award2024
2024年10月20日落とし込み釣りのクライマックスイベントAward2024が、大阪北港スリット(たまや渡船)にて開催されました。
この大会にも当会会員の廣瀬氏が春の下剋上で出場権を獲得して参加されました。
以下、参加された廣瀬氏のレポートになります。
2024年10月20日(日)に大阪北港スリット・ヤイタ面にて開催された「チヌ落とし込みAward大会」に
参加させて頂きました。同大会は予め指定を受けた参加者50名以上の大規模な黒鯛の落とし込み釣りや
ヘチ釣りの大会の優勝者と上位入賞者のみが参加できる、いわば、落とし込み釣りとヘチ釣りの甲子園の
ような大会です。今年は各地の大会を勝ち抜いた22名の選手が参加して開催されました。
コロナ禍の時期を除いて、毎年6月か7月に関西方面に遠征をして釣りを楽しんでおりますが、
10月の時期は遠征の経験がなかったため、大会前週の3連休にプラクティスのため遠征したものの、
大会が開催される早朝から午前中の時間帯は、青物釣りの釣り人で大混雑しており、
竿が出せる場所を探すのにも苦労するほどで、釣れるパターンを絞り切れないまま、
大会当日を迎えました。
大会当日の状況は、澄み潮で北東風で午後から強風予報でしたが、ヤイタ面は夢洲の風裏側のため
微風でした。澄み潮のためスリットの柱の周りには黒鯛の影が見えますが、エサを落とすと
サーっと散っていってしまい、かなり厳しい状況でした。
私としては、見える黒鯛に気を取られないことと、黒鯛から見られないことを意識して、
スリットの中を中心に狙いました。エサも岩ガニ、フジツボ、ミドリ、タンクガニの爪、ツブと、
用意してエサをローテーションしながら釣りましたが、時折アタリがあるのはフグばかりで、
黒鯛らしいアタリがないまま、残念ながら釣果には恵まれず納竿となりました。
大会全体では、22枚の選手のうち10名の選手に16枚が釣果がありました。厳しい状況の中でも
きっちり釣果を出すというのは、さすがに実力者揃いの大会だと感服しました。表彰式で入賞者の
コメントを伺うと、地元勢は経験に裏打ちされたこの時期の定番のパターン、遠征組は各自の
得意パターンに徹して釣果を上げていたようです。この釣りの難しさと奥深さを改めて実感した
大会となりました。
表彰式では、各地から集まった実行委員の方の皆さんから、改正遊漁法の影響で9月末で
各地の沖堤防の渡船が中止となったことが報告されました。私のホームグラウンドの野島防波堤も
渡船中止となり釣り人としては罷業に辛い状況となりましたが、大会委員長の倉田様から、
渡船再開に向けた活動に向けて、かつての大阪市との交渉の経験に基づいた貴重アドバイスを
頂けたことも大変有意義だったと思います。
全国から大会に参加された選手の皆様お疲れ様でした。また、大会を主催された実行委員の皆様、
たまや渡船の皆様、大変お世話になりました。来年もAward大会の出場権を得られるように
精進したいと思います。
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