第二回東京湾黒鯛研究会主催 東京湾黒研Cup

2024年6月26日

東京湾黒鯛研究会主催の【第2回 東京湾黒研Cup】が、6月16日に木更津堤防にて開催されました。 受付前から雨が降っていましたが、堤防に渡堤すると曇天の空に変わり黒鯛釣りにはいい条件になった状態で大会がスタート。

73名もの黒鯛師が枚数と総全長の競い合う大会に参加して頂きました。

本大会の報告は各堤防に渡船した会員からのレポート掲載します。

A堤防 橋爪会員

今大会ではA堤防に18名の方(黒研メンバー5名含む)が渡堤しました。例年では人気となっている堤防ですが、今般は少ない(?)人数での大会となります。 まずは記念撮影!その後釣行スタートです。

ならいの風が吹いていたため、OUTコースは波気があり雰囲気は良好です。ファーストHitは河内さん。元寄り(B堤防側)OUTコースでの釣果です。続いて喜多さん。今度は先端寄り(灯台側)のOUTコースで。続くは今大会唯一の女性参加者の西藤真紀子さんが良型をほぼ中央のOUTコースで。次は髙野さん。元寄りのOUTコースにて。次も西藤真紀子さん先ほどとほぼ同じ場所にて早々に2枚目ゲット。暫くして先端方向からタモに黒鯛を2枚入れてこちらへ。当会員の稲畠さんが申し訳なさそうに検量場所へ。次は寺澤さん。先端寄りのOUTコースにて。次いで鈴木健一さん。先端寄りのOUTコースにて。

次は西藤和弘さん。奥様より大分遅れましたが、面目を保ちました。続くは喜多さん。やはり先端寄りOUTコースにて2枚目ゲット。続くはD堤防より移動してこられた掛江さん中央OUTコースにて。次は佐川さん。やや先端寄りのOUTコースにて。時間も終盤に差し掛かったところで喜多さん。本日3枚目をやはり先端寄りのOUTコースにてゲット。3枚目を釣り上げA堤防トップに(今大会にて優勝という素晴らしい結果に)。最後は終了時間5分前に第1回大会準優勝の実力者の村山剛さんがラストを飾りました。

最終的に15枚の釣果がありました。結果的には優勝(喜多友哉さん)含め、第三位(西藤真紀子さん)、第五位(稲畠哉さん)、第十位(村山剛さん)とトップ10に4名の方々が入賞しました。おめでとうございます。

早朝は豪雨でしたが、徐々に雨も弱まり、釣行開始時は雨も止み絶好(?)のヘチ釣り日和となりました。A堤防へ渡堤された方々は、怪我もなく楽しめたのではないでしょうか。

みなさんのご協力のお陰で第2回黒研CUPも無事に終了できました。感謝です。来年の第3回黒研CUPもよろしくお願い致します。ご参加お待ちしております。

B堤防 飯沼会員

B堤防には今大会最多の26人が渡堤しました。

当日の天候は雨で北風が吹きOUTコースはバシャバシャ。爆釣の雰囲気。高鳴る気持ちを抑えながら集合写真を撮り競技スタートです。

少し下げ潮の残る中ファーストフィッシュはC堤側で若手のホープ荻野さん、続けて田中さんと立て続けに検寸に持ち込まれます。セオリー通り、下げ潮なのでC堤側で当たっているみたいです。

これは忙しくなるなと思いきや、しばしの沈黙があり、金井さん・西村さん・金原さん・栗田さんと続きます。惜しくも栗田さんの魚は検寸外。モーニングらしいモーニングが無いまま沈黙していきます。沈黙を破ったのは栗田さん。今度こそは検寸サイズの魚を持ち込みます。続けて天野さん。

ポツポツ釣果はあるもののいまいちな感じで時間が過ぎ、競技終了30分前に今大会最大となる46.5cmを吉田さんが釣り上げ競技終了。

結果、B堤防から

準優勝 荻野颯介さん

  6位 田中秀樹さん

    8位 吉田健太さん

大物賞 吉田健太さん

吉田さんにつきましては10月のawardに参加されます。頑張って欲しいです。 全体的に数は出なかったもののコンスタントに釣果がありとてもいい大会になったと思います。何より、参加された皆様のご協力のお陰で事故なく大会を終えることが出来たと思います。また来年も今年以上により良い大会にしていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。

C堤防 菅幹事長

C堤には18名が渡堤しました。 全体写真を撮りすぐにスタート。

好条件の北風のブッツケに乗ってすぐにアウトコースで黒友会会長の山下氏が掛けます。今大会のファーストフィッシは36.4cm。エサはパイプでした。すぐに高橋裕氏がインコース43.4cm。エサはカニ。その後はポツポツと釣れるが爆発力がない。

大曽根氏32.7cm。アウトコース、カニ。池田氏38.8cm。アウトコース、ツブ団子。山下氏、高橋裕氏がそれぞれ2枚目を追加し優勝圏内の3枚目を狙う。高橋裕氏が優勝を決めると思われる1枚を掛けるも残念ながら検量外の29cm。終了間際に永田氏がインコースのパイプで45.6cmの良型を仕留めて競技終了ととなりました。   C堤全体の釣果です。 18名、7枚。5名の方が黒鯛を手にしました。

イン、アウト、エサもバラバラで全体的に難しい大会となりました。釣果のあった方々おめでとうございます。また、釣果のなかった方もバラシ、検量外など紙一重の差でした。諸般の事情により沖堤の環境が悪くなってますが、黒研CUPに参加頂きありがとうございました。

D堤防 肥後会員

この日は受付時から黒鯛師諸子の熱気を冷ますかのように小雨が降り、梅雨空のどんよりした空を見上げ時、参加される皆さんに黒鯛との出会いがあることを祈りながら船着き場へ向かった。5 時渡船、先に宮川丸AB 堤防、CD 堤防行きが先発後、漸く、栄宝丸全堤防経由にてお得意のD 堤堤防へは参加者5 名、会員 鈴木、肥後の計7 名での上堤となった。

当初の想定では会員のみの上程を予想していたが5 名の方が上程されたことは少し驚いたというのが本音であった。通常セオリーで言うならば下げ止まりに向かっていること水深が浅いこと濁りがないことなど諸条件を考えた場合、水深、潮の流れ、堤防の⾧さ、風向きからするとAB 堤、C 堤B 堤よりを選択すると思う。

D 堤防を選択された方は下げ止まり前後から3 部の動きどころでの勝負を考えられていたと思われる。仕掛けを準備し終わりルールの簡単な説明を終え、記念撮影後、競技となる。それぞれでアウトコース前コバ、アウト、インコース真ん中と攻め始めた。堤防担当ということで鈴木氏や私は参加者の釣果を確認しながらの釣りで常に検量場所付近や参加者の動きを注視しながらの釣りであるため常に振り返り、全神経を集中することは難しい状況であった。加えてどの餌を使ってもストップアンドフグの猛攻に遭い、恐ろしいほど潮が流れない。北系の風が合っているにも関わらず、草ごみ、木のごみなどは上潮のみが風で流れているだけで潮色も澄んでいた。

非常に厳しい状況であることを痛感した。1 時間ほど経過したところで私にインコースで当たりが出た。竿一本前の底付近で弛んだ僅かに張る、聞きあわせで軽く合わせを入れる。最初の一枚ということでゆっくりと寄せてきたが海面でハリ外れ、どうもここ最近、浅場故の掛かりの甘さに悩まされている。この様子を見ていた参加者の方に「ばらしましたね」と話され、よく見られていることを痛感した。その後、アウトコース先端より鈴木氏が底付近ツブで36.9センチを取り込む、玉網入れたときハリは外れたとのことで食いが相当に渋いと感じた。この後も攻めるが各参加者、殆ど当たりがない、ラインの釣果画像や報告がひっきりなし鳴り続ける、ABC ともに下げ止まり前に当たりが集中しているようである。「水深さえあれば」とないものを欲するだけ野暮だと解っているのに・・・8 時の移動船で3名の方が移動され、D 堤には4名のみとなり他の堤防からの移動者もなく、凪になり、少し蒸し暑くなった。予想していた3 部潮は不発に終わり、殆ど潮も動かず修行のような釣りが続く。参加者からの情報を収集したところE テトラ側アウトコースで25センチの検量外が一枚、鈴木氏が外道のフッコ、私が2 針外れと好調なABC 堤防とは異なり、潮動かず、風無く、ごみ動かず、ラスト1 時間を迎え、最後の気力を振り絞りインコースを攻める。

他の皆さんも丁寧に音し続ける。10 時15分インコース真ん中、当たる、今度は針外れしないように慎重に取り込んだ。32.7センチ深いため息とともに安堵感が体に流れた。結局、D 堤は2枚、検量外1枚と厳しい結果となった。最後まで落とし続けられた西田様、羽山様お疲れ様でした。最後まで諦めない集中力を持つことを学ばさせて頂きました。

大会終了時には全体で35枚
枚数の部では3枚総全長で喜多友哉様(112.9cm)
準優勝に同じく3枚で荻野颯介様(109.2cm)
大物の部では46.5cmを釣り上げた吉田健太様が獲得し、10月に関西で行われるAWARDの出場を獲得しました。
喜多様 吉田様 AWARDでも頑張ってください。

優勝   喜多 友哉   3枚 112.9cm
準優勝  荻野 颯介   3枚 109.2cm
第三位  西藤 真紀子  2枚 80.4cm
第四位  高橋 裕    2枚 76.5cm
第五位  稲畠 哉    2枚 71.1cm
第六位  田中 秀樹   2枚 70.1cm
第七位  山下 正明   2枚 70.0cm
第八位  吉田 健太   1枚 46.5cm
第九位  永田 壮浩   1枚 45.6cm
第十位  村山 剛    1枚 43.5cm
第十一位 鈴木 憲一   1枚 42.7cm
第十二位 掛江 学    1枚 40.7cm
第十三位 池田 竜二   1枚 38.8cm
第十四位 寺澤 英彦   1枚 37.7cm
第十五位 栗田 雅臣   1枚 37.0cm
第十六位 鈴木 俊平   1枚 36.9cm
第十七位 河内  伸仁   1枚 36.0cm
第十八位 佐川 勝裕   1枚 34.6cm
第十九位 金井 秀明   1枚 34.5cm
第十九位 金原 直徳   1枚 34.5cm
第二一位 大曽根 勉   1枚 32.7cm
第二一位 肥後 吉実   1枚 32.7cm
第二二位 西藤 和弘   1枚 32.0cm
第二三位 天田 勇木   1枚 31.7cm
第二四位 高野 祐一   1枚 31.1cm
第二五位 西村 崇    1枚 30.7cm

大型賞 吉田 健太 46.5cm  (敬称略)