下克上2024年春大会         2024年4月21日(日)川崎新堤

下克上2024年春大会に参加された下道会長と廣瀬氏からの参加レポートです。

まずは廣瀬氏から                               2024年4月21日(日)に川崎新堤にて60名の参加者により開催された、「下克上2024年春大会」に当会から3名が参加しました。競技時間は12時~17時、30cm以上の黒鯛釣果2枚の全長の合計で競う大会です。また、優勝と大物賞の受賞者には、10月に関西で開催される落とし込みAward大会の出場権が与えられる選考会も兼ねています。

選手全員が5番船着場に集合し、ルール説明を受けて、参加者全員で記念撮影をした後に競技開始となりました。全長3.2kmの堤防各所に選手が移動していきます。前日夕方には、1番付近と3番付近で爆釣の時合があったとの情報もあり、大型の実績のある6番や5番、人が少なくて穴場的な3番や4番など迷った末、下道会長と廣瀬は1番2番方面へ、新沢会員は3番4番方面へと向かいました。

1番方面へ向かって歩くと、3番を過ぎたあたりで、先行者の竿が曲がっているのが見えます。廣瀬も2番付近から外側を落としていきますが反応がありません。13時過ぎから1番の赤灯とマイルポストの中間周辺の内側で釣果が出始めますが、外側はアタリがありません。

14時過ぎに下道会長が外側で1枚釣り上げ、その頃から1番の赤灯からマイルポスト周辺まで外側内側ともアタリが出始めます。14:30頃に廣瀬にもアタリがあったものの、上がってきたのは表彰対象外の29cm(涙)。その後、下道会長は深めのタナでアタリを取ってコンスタントに釣果を重ねますが、廣瀬はアタリがあるもののハリ掛りせずに6連続のスッポ抜け(泣)。16:15頃にマイルポスト近くの外側、底付近でアタリが出て、ようやくフッキングに成功し、何とか37cmを釣り上げることができました。

残り時間も少ないので大物を狙いたいところ、大会には参加していない稲畠会員から聞いていた、前日夕方は外側よりも内側で良型が釣れていたというアドバイスを頼りに、内側狙いに切り替えます。終了時間も迫って、釣りを切り上げて検量に向かう選手も出始めた16:45頃に、3ヒロ程のタナで、ラインの動きに違和感を感じて、聞き合わせを入れるとグングンと首を振る黒鯛独特の重量感のある引き。さほど暴れず上がってきた黒鯛は50cmはありそうな感じ。表彰対象となる2枚目が釣れたため、釣りを切り上げて下道会長と一緒に3番の検量場所に向かいます。

3番の検量場所に着くと50cmオーバーが何枚も持ち込まれており、前評判通り、1番周辺では良型が何枚も上がっていました。合流した新沢会員は、釣り人が少ない3番4番を重点的に狙って5枚を釣り上げたとのこと。下道会長はコンスタントに釣果を伸ばして9枚を釣り上げています。廣瀬は規定外の29cmを含めて3枚で、最後に釣れた黒鯛は52cmありました。参加した3名とも表彰対象の2枚はクリアできました。

表彰式では、優勝が合計101.3cmを釣り上げた加藤選手、準優勝は合計96.6cmの安藤選手、3位は合計94.7cmの栗田選手となりましたが、3位以下はミリ単位の僅差で順位が決まるシビアな結果でした。大物賞は何と廣瀬が最後に釣り上げた52cmでした。その結果、優勝の加藤選手と大物賞の廣瀬がAward大会の出場権を獲得しています。大会は無事に終了し、全体釣果は220枚とのことで、川崎新堤の釣り場としてのポテンシャルの高さと参加選手のレベルの高さが証明された大会となりました。

大会に参加された選手の皆様お疲れ様でした。釣果と釣り仲間にも恵まれヘチ釣りの楽しさを再認識できる大会だったことと思います。また、大会を主催された川崎新堤下克上本陣の皆様、渡船して頂いた長八海運の皆様、大変お世話になりました。秋の下克上大会も楽しみにしております。

下道会長レポート                                                  川崎新堤におけるアワード選考大会となった初の大会である。大会への申し込みは多数の応募があり瞬時に締め切りとなった。当会からは運よく廣瀬さん、私、アワード参加資格はないが新沢さんの3名が参加することが出来た。当日の参加者は60名ほど?、11時出船の12時競技スタート、17時競技終了、検寸、表彰式、18時帰船といった流れで全て堤防上で行われた。

さて、競技は2匹長寸、大型賞獲得の2名が選出され、秋のアワード本選へ挑むこととなる。参加者全員が5番で下船し集合の上、大会の運営ルールが説明され、全員で記念撮影後、競技がスタートした。海の感じは悪くない、参加者は猛者揃いばかり。結構釣れるのでは?と感じた。

我々3人は1番に向けて歩き出した。4番にエサのバケツを置くことにして、私は3番から始めました。しばらくすると内側の底の方、反応はあるがいまいち。もしかしたらフグ?では外側で、ということの一投目、落下速度が速くなる引き込みがあったが、スカッ。残念。もしかしたら外側の方がいいかも?と考え外側を探っていった。周りでは時折り竿を曲げていたり、複数釣果のある方もいるが、私はいまいち。反応が出るまで落とすしかないな、と考え実績ポイントへ。やっと1枚目が釣れたのは14時過ぎ。キーパーではあるが小ぶりで可愛い、そしてうれしい。その後2枚目、なんとか検寸エントリー。その時間帯に廣瀬さんも釣るが惜しくもサイズ足らず。それから少し経過した15時ごろから場所とタナが合いあたりをもらい出す。途中、抜けもあったが連続して釣り上げることが出来た、楽しい。エントリーは既に揃っているが大きな型が伸びずキーパーの入れ替えがいまいち進まない。そうこうしているうちに終了15分前になりそろそろ競技終了か、と周りを見渡すと魚を持って検寸に向かう人たちも出始めている中、廣瀬さんが竿を曲げている、大きそう。。。上がってきた魚を見ると、体高もありいかつい、これは大きいな、というのが印象。詳しくは廣瀬さんのレポートをご覧下さい。。。

さて、結果は写真の通り残念ながら入賞することは出来ませんでしたが、参加した3人とも検寸にエントリーでき、自身も数釣りが出来たので自分の中では大満足。何より当会の廣瀬さんがアワード出場権を得たことが何よりうれしい、やりましたね、おめでとうございます。(祝)

さいごに、本大会のスムーズな運営に関わったスタッフの方々のご尽力、船宿様のご理解とご協力、出場者の皆様の真摯なご対応にあらためて御礼申し上げます、誠にありがとうございました。このような大会がこれからも続けられるような環境が維持されることを願って、レポートを〆たいと思います、ではでは。