第14回東京湾クラブ対抗ヘチ釣り選手権

2023年8月2日

過日、2022年9月15日に、株式会社ウイング 黒鯛工房事業部様主催の  【第14回 東京湾クラブ対抗ヘチ釣り選手権】  が開催されました。

東京湾黒鯛研究会に所属する会員も地元所属クラブから参戦したり、東京湾黒鯛研究会としてチームを組んで参戦。
今年は3名1チームの合計25チーム 75名の黒鯛師が参加。規定の30cm以上の黒鯛の総枚数(同枚の場合は最大長)で競う大会で、前回の開催が2018年。
悪天候による安全の確保困難と新型コロナウイルス(COVID19)蔓延防止による開催の断念があり、4年ぶりの大会の開催に会員をはじめ、多くの黒鯛師が待ちわびた大会になったと思います。

朝一番渡堤時はABCの各堤防に25名ずつに分かれて競技開始。 
前評判ではA堤防とB堤防での釣果が良いものの、小型で30cmに届かないサイズが多いとの情報。 小型の黒鯛の中から30cmを超える黒鯛を如何に多く釣り上げるかが勝負のカギになります。

定時刻になり競技開始。 B堤防やC堤防では朝一番のモーニングタイムで数枚の釣果が出たようですが、A堤防ではモーニングがありません。   それもそのはず、今年のこの時期はA堤防でのカワハギの釣果が良く、A堤防先端で胴付仕掛けを落として海面をドボンドボンさせている状態。平日なのにこんなにもアングラーが居るのか……と、驚くほど陣取っています。
これでは寄り付く黒鯛も居なくなります。 A堤防では最初の魚が出たのは7時頃。 B堤防寄りのコバでネットインしているのが見えますが、そのままリリース。
おそらく、規定の30cmには届いていない小型の黒鯛だったのでしょう。 その後、各堤防で黒鯛の釣果情報が聞こえますが30cmに満たないサイズや規定サイズを超えても35cm前後のサイズが上がります。
競技開始してから1時間程度が経過してもどこの堤防も同じような釣果。 

8時の移動で勝負に出るチーム。 そのまま居残って10時の移動まで様子を見るチーム。それぞれのチームの駆け引きも面白いところです。
8時の移動ではC堤防からAやB堤防への移動者が見られましたが、A,Bから人の居なかったD堤防へ移動しての一発勝負に出るチーム,黒鯛師も居ましたが、各堤防それほど人数の変化はありません。

当会会員のここまでの釣果は、佐藤会長が検量サイズを1枚。 五十嵐氏が検量サイズと検量サイズ以下を1枚ずつ。 長谷川氏も検量サイズ以下を1枚の釣果がありますが、
その中でも野島防波堤海津クラブ Bチームで参加した当会にも所属する安藤氏が異次元の世界。神懸り的な釣りを見せつけます。
A堤防先に陣取って胴付仕掛けを落としている人たちの合間を狙っては黒鯛を釣り上げる。 黒鯛師が狙わなさそうな場所を敢えて狙う。 安藤氏の頭上には海の神  綿津見神(わたつみのかみ)が降臨したのではないか。という釣りをしているのです。 こうなると何をしても安藤氏のペース  どこにツブを落としても黒鯛は喰わざるを得ません。
いや、黒鯛が安藤氏のマジックに掛かっている状態と言うのか、安藤氏が放つオーラに黒鯛が魅力を感じて足元に近づいてくる状態になっています。                     まさに...GOD安藤 安藤神(あんどうのかみ)と呼ばせていただきたい。

安藤氏は地元野島防波堤だけでなく千葉県側の堤防にも強く、今年の五井の例会でも2019年の木更津例会でも釣果を出していて、しかも独り勝ちもする実力者なのです。   大会は、終了時刻前の11時頃から各堤防で時合を迎え、最後の釣果追い込みを重ねるチーム。 相変わらず小型の黒鯛に悩まされるチームと明暗が分かれる状況で終了時刻となりました。

終わってみれば前評判通りA堤防B堤防での釣果が良く総枚数34枚の結果で、残念ながらD堤防では釣果がありませんでした。

大会結果は野島防波堤海津クラブ Bチームが6枚の釣果を上げて優勝       最大長が38.9cm。 うち、安藤氏が4枚

第四位に佐藤会長率いる江戸前黒鯛達人会が入賞 総枚数3枚で最大長が38.5cm うち、佐藤会長が1枚

第六位に五十嵐氏所属の横須賀BFC Aチーム 総枚数3枚で最大長が34.9cm 五十嵐氏が3枚
第一六位に野島防波堤海津クラブ Aチーム 金子氏の1枚 32.8cm

東京湾黒鯛研究会チーム  長谷川  菅  鈴木   釣果4枚だが          すべて検量対象外

参加会員個人別釣果結果
佐藤会長 1枚  32.0cm
菅氏 2枚 27cm 29cm
鈴木氏 1枚 28cm
長谷川氏 1枚 26cm
安藤氏 4枚 33.3cm 36.1cm 38.1cm 38.9cm
金子氏 1枚 32.8cm
五十嵐氏 6枚 32.5cm 33.3cm 34.9cm 他検量サイズ以下即リリース

表彰式も終了し、皆さまが帰る頃になった時にかなり細身のハリウッドザコシショウと変顔ブラザーズが現れました。

今頃笑わせに来たんかい! 遅いわ!! と最後の最後でひと笑いする場面も見られました。

最後に
大会を安全に、事故もなく無事に開催してくださった株式会社ウイング 黒鯛工房事業部の井上社長をはじめスタッフの皆様。 宮川丸 栄宝丸の従業員の皆様。黒鯛工房テスター スタッフの皆様。 そしてこの大会に参加されました黒鯛師の皆様。 お疲れ様でした。 ありがとうございました。  来年も皆でお会いしましょう。

(写真提供:株式会社ウイング 黒鯛工房事業部 及び 当会会員)