第８回　東京湾黒鯛落とし込みバトル

2023年5月31日2023年8月2日

過日、2023年 5月27日に、TOKYO BAT IS ONE主催の　　【第８回　東京湾黒鯛落とし込みバトル】が木更津堤防にて開催されました。
2019年の第7回以来、新型コロナウイルスの蔓延防止による大会の中止が3年間ありましたが、今年、ようやく開催することが出来ました。
東京湾黒鯛研究会会員の4名が、この大会の運営に携わっており、大会目的の『誰でも気軽に参加できる釣り大会』。
大会開催において、落とし込み釣りの良さや釣趣を伝えていくこと。　また、釣場の保全や衛生、釣り人のマナーなどの向上を訴求し、呼びかける。ことに賛同し、協力、運営しております。

さて、当日はまだ5月というのに関東特有のムシムシした、湿度の高い空気に包まれながら準備が始まり、参加される黒鯛師を待ちわびます。
この日の道路状況の影響もありましたが黒鯛師の皆様は行動が早く、受付開始直前には公園駐車場が満車まで残り数台．．．　
そのため受付開始時間を少し早めて対応。　受付開始20分後にはおよそ半数の参加者が受付終了と同時に駐車場が満車になってしまいました。
それだけ、この大会を待ちわびていた。と言えると思います。

大会実釣ですが、12時頃には、各防波堤に渡堤が完了し、各渡堤者全員で記念撮影。これが終了したら大会開始です。

思い思いの防波堤、場所で貴重な1枚の確保を狙っていきます。
黒研会員も佐藤会長を筆頭に五井黒研の叶内会長，運営を含めた12名が参加。上位を狙っていきます。

前評判や船宿情報では黒鯛の釣果はまだ少なく、また、小型の魚が多いとのこと。その小型の中からいかに30cm以上の黒鯛を仕留めるか。が勝負になる。
また、堤防には海藻のホンダワラの付着が多く、魚を掛けたらいかにホンダワラを避けるか。が勝敗の分かれ目になるようです。

大会の最初の釣果者はC堤防に乗堤した黒研五十嵐会員。　開始2投目で36cmを確保。
餌が着底したらス～っと流れていったそうです。
この魚の釣果を合図に、各堤防で釣果が上がります。
この日の潮回りは長潮に向けた小潮。　大会開始から下げ潮で16時過ぎに干潮になり、大会終了の頃は上げの潮が入ってくるか．．．といった状況。
そのため、大会時間内ではポツポツと釣れ続くのではと皆が予想。その予想通り、各所でポツポツと釣果報告があります。

その後の会員の釣果報告は肥後会員。　　　長谷川会員と検量対象サイズの釣果がありますが、爆発するような釣果が上がらず、2～3枚の釣果があったら次の時合いまで何もない状況が続きます。
また、前情報通り検量対象外の黒鯛を釣り上げる会員や黒鯛師もいて、小型の魚に悩まされるような状況です。

堤防各所に付着するホンダワラが多く、うまく落ちていかなかったり、ホンダワラに糸がまとわりついてアタリと勘違いしたり、針が刺さったりと悩まされる状況が多くあったようです。
B堤では渡堤後に鮫が堤防付近を回遊していたようで、しばらくは釣果がない時間もあったようです。
またこの時期特有の喰いの浅さに悩まされる黒鯛師も多く、アタリがあって潰されるけど針掛かりしない。との声も多く聞かれました。

大会に参加した五十嵐会員からのレポート
5回も当たって3枚掛けたのに確保は1枚　36.0㎝．．．歯がゆい！　　来年リベンジ！　との宣言が出ました。
来年の前に、今年の黒工Cupをまず優勝して、おまけに黒研Cupも⁉　それから来年のバトルを優勝！して、2年越しの木更津大会完全制覇を頑張りましょう。　(笑)
肥後会員からは当日の潮の状況からAかBに渡堤するのがセオリー　　しかし、多人数で釣りにならない？　ならば朝から一般客もいないD堤防を選択。
一通り流して沖側の中央でストップアタリ！　ホンダワラをうまくかわしてネットイン。40.2㎝　その後再び40㎝位をフッキングさせるもホンダワラに引っ掛かりフックオフ！(泣)
あとは検量対象外の魚を2枚掛けるも1枚は確保(27㎝)で1枚は水面バラシと、バラした40㎝位を確保できればもっと上位が狙えた！　修業が足らん‼　と、悔やんでおりますが、
水深の浅い．．．この日のD堤防で4枚掛ける腕前は確かなものかと思います。
長谷川会員からは、2枚目掛けて浮かせてきた時に赤い魚だったので真鯛か？　と思った。でも木更津に真鯛？　と思っていたらカンダイだったそうです。
最近真鯛ばっかり追いかけているから、赤い魚は真鯛と思ってしまうのは如何なもの？　と言われておりました。(大笑)